アナウンサーを目指すあなたは、語彙力ありますか?ボキャブラリーを増やす訓練をしていますか?
また、活字を読むことはしていますか?
ボキャブラリーが少ないとコメントができないだけでなく、時間調整の場面でも苦労することになります。
活字を読むことで、ボキャブラリーを増やしアナウンサーに必要な瞬発力も養うことができます。
ボキャブラリーを増やす効果的な方法 3選
ボキャブラリーを増やす効果的な方法を3つご紹介します。
- 本をたくさん読む
- 気になったフレーズやコメントをメモする
- 実況中継をする
まず1についてですが、いわずもがな、ですね。
やはり語彙を増やすには、活字に多く触れることが一番です。
そして2についてです。
ニュース番組でも生活情報番組でもバラエティ番組でも、自分が「このコメントいい!」と思ったものは、とにかくメモします。そして、使えるタイミングがあったら実際に使います。
最後に3についてです。
これは、ボキャブラリーを増やすだけでなく瞬発力を付ける訓練にもなります。
特に電車の窓に映った景色を実況中継するのがお勧めです。
窓に映った景色を瞬時に判断し、瞬時に言葉にする。
慣れないうちはなかなか言葉が出てきませんが、何度も訓練していくうちに自然と言葉が出るようになります。
これらのボキャブラリーを増やす訓練は、インプットとアウトプットの両方の作業が入っていますので確実に語彙力がアップします。
疑問を持って原稿を読む
アナウンサーやキャスターとして原稿を読むときに「意味や読み方が分からない言葉や単語は必ず辞書を引いて調べましょう」とお伝えしていますが、もうひとつ、大切なことがあります。
それは、「疑問を持って原稿を読むこと」です。
ニュース原稿は記者の人が取材をして書いています。そのため、基本的に、間違いはありません。
しかし、言葉の言い回しや表現の仕方に違和感があることがあります。
ニュース原稿は「書き言葉」で書かれています。
その「書き言葉」を「話し言葉」として声に出したときに、言いにくかったり不自然な言い回しになることがあります。
そんなときに「記者の人が書いた文章だから」とすべてを鵜呑みにしてしまうのではなく「プロの伝え手」として「この言葉はどうなのか?」「この表現は適切なのか?」を考え、違和感があれば記者の人に自ら提案していく必要があります。
そのような提案をするためにも、普段から言葉の言い回しや表現について意識を高く持ち、ボキャブラリーを増やしておきましょう。
新聞を読み語彙を増やし、世界や日本の動きを知る
今の若い方々は携帯電話でニュースを読むことが多いと思いますが、アナウンサーやキャスターを目指すあなたは、ぜひ新聞を読んでください
携帯電話やパソコンが普及し、本や新聞も携帯で読めるこんな時代だからこそ、「伝え手」を仕事にしようと考えているあなたは紙媒体に触れてください。
そして、新聞を読むことを続けていると、広く浅く世界や日本の動きを知ることができるだけでなく、以下のような様々なメリットがあります。
- 文章力が付く
- 言葉やコメントのストックができる
- 漢字を覚えることができる
- フリートークの練習ができる
- エントリーシートや面接の話題になる
新聞の見出しとリードを読んで、自分の意見をまとめます。そして、その意見をノートに記録しておきましょう。
こうした日々の積み重ねが、後に大きな差になります
今までスマートフォンでニュースを読んでいたあなた。今日から新聞を読みましょう。
活字を読むことでアナウンサーに必要な瞬発力を身に付ける
「本を読むのが好きではありません」「活字を読むのが苦痛です」という方は瞬発力がありません。
こちらの質問の意図を瞬時に判断し、自分の伝えたいことを瞬時に言葉にして発する。そのことができていない人の多くが「活字が好きではありません」と言う方です。
活字を読むことは子供の頃からの習慣が大きく左右するとは思いますが、もし、このブログを読んでいる方の中に「活字を読むのがどうも苦手です」という方がいたら、ぜひ活字を読むことに慣れ、活字を好きになってください。
アナウンサーは瞬発力が求められます。
生放送中にハプニングが起きたときに瞬時に状況を把握し、冷静に対応しなくてはなりません。
瞬発力がないと、ハプニング時の対応ができません。
アナウンサーに必要な「瞬発力」を活字を読むことで養ってください。