アナウンサーの適性とは。向いている人とはどんな人?

「アナウンサーに向いている人」「アナウンサーの適性がある人」についてお伝えします。

基本的には「向き不向きより前向き」がモットーなのですが、これまでの自身の経験と多くの受講生を指導してきて「どちらかと言えば、こういう人の方が向いているな」と言うのがあります。

目次

アナウンサーの適性がある人は「謙虚な人」

アナウンサーに向いている人、適性がある人は「謙虚な人」です。

よく、中学校や高校で「演劇部でした」「放送部でした」「合唱部でした」と言う方とお会いします。

そう言う方々は、確かに人前で話すことに慣れているので饒舌に話します。

しかし、残念なことに、そういう皆さんは、聞き手の反応はお構いなしに自分の思いをただひたすらに話す、いわゆる「マシンガントーク」になってしまいがちです。

おそらく自信があるのだと思います。かつて、私もそうでしたから(笑)。

しかし、実際のところ、そう言う方々は残念な結果になりがちです。

必要な事は自分の伝えたいことだけを伝えるのではなく、相手からの反応を待つ。つまり「会話のキャッチボールが成立しているか」です。

もしあなたがアナウンサー試験に合格ができず悩んでるなら、いつも自分の思いをすべて話していないか振り返ってみましょう。

伝えたいことがたくさんあっても、それを全部話そうとせずに、相手からの反応や質問を待ってみましょう。

取材は「させていただくもの」

途中で「なにか違う」と気付いて修正することができれば良いのですが、そうでなければ「なぜ、こんなに自分の伝えたいことをしっかりと伝えているのに合格しないのだろう?」と悩み始めてしまいます。

人前で話すことに慣れていても、そこは謙虚になりましょう。

実際にアナウンサーになると多くの方々を取材させていただきます。

相手の時間を割いていただいて協力していただき、お話を伺うのです。取材は、こちらが「させていただくもの」なのです。

アナウンサーになっても必要な「謙虚な姿勢」はオーディションでも見られています。

アナウンサーの適性がある人は「親しみやすい人」

アナウンサーの仕事は原稿を読むだけではありません。

実際に取材に行き、お話を伺います。

その際に、相手の懐にスッと入っていけるような親しみやすさが大切です

これは、地方局になればなるほど重要になってきます。

私は北海道と東北の放送局でしたので、取材相手は多くが漁師の方や農家の方でした。

そういった方々を取材させていただくときは、気さくにお伺いし、お話ができるようでなければいけません。

アナウンサーは放送局の看板を背負います。だからこそ、取材相手の方に愛される親しみやすさが必要なのです。

アナウンサーに向いている話し方ができているか

アナウンサーの適性のある話し方ができているかどうかも大切です。

話し方は矯正をすることができるので、もしアナウンサーに向いていない話し方をしているとわかったらすぐに改善をしていきましょう。

毎年、当アナウンススクールの生徒さんにも何人かいるのですが、社会人としてバリバリ仕事をしているのに話し方が「仕事ができそうに見えない」「幼い」という方がいます。

相澤静アナウンススクールのレッスンでは、毎回、模擬面接を行っています。

質疑応答の際の話し方を見ると「その話し方で面接を受けるの?!」と思います。

「話し方が幼くて、とても仕事ができるようには見えないよ。話し方を矯正しないと合格はむずかしいよ」と伝えると「え?そうなんですか?」という反応を示します。

アナウンサー採用試験では、あなたのその話し方で「この子はアナウンサーとしてテレビ画面に出せるな」「この子はアナウンサーとしての適性があるな」と判断されます。

幼い話し方、仕事ができそうにない話し方の方は「この子はアナウンサーとしての適性がないな」「この子はアナウンサーに向いていないな」と思われ、不合格になります。

相澤静

「話し方」であなたの印象は180度変わります!

バリバリ仕事ができそうな雰囲気も話し方で演出することが可能です。

文字の矯正と同じで、話し方の矯正も時間がかかります。

アナウンサーの適性、合格できない理由は客観的に見れば分かる

アナウンサーの適性があるかないかは、アナウンサー試験に合格できない理由の大きな要因にはなりません。

アナウンサー試験に合格ができない理由は人によって違います。

  • そもそもの志望動機が納得できない
  • 話し方がアナウンサーっぽくない(素人・訓練されていない)
  • PRする点がズレている
  • NHKが求めている人材を把握していない
  • アナウンサーの仕事の本質を理解していない

このように様々な理由があります。

そして、あなたが合格できない理由は、客観的に見れば分かります。

可能性を見つけ、続けることができる人がアナウンサーに向いている

アナウンサーの適性よりもアナウンサーになるためには「コツコツと地道に続けることができる」ことが重要です。

  • 発声・発音・滑舌練習をコツコツ続ける
  • 面接の練習を地道に続ける
  • エントリーシートが通過するにはどうしたらいいか、コツコツ研究する
  • 日々、オーディションで使える話題を継続して探す

何事も、日々コツコツと地道に続けられる人は夢を叶えやすいです。

そして、もうひとつ大切なことがあります。

それは・・・「できる可能性を探す人」

あなたはこんな風に思ってはいませんか?

  • お金がないからできない
  • 時間がないからできない
  • 自信がないからできない
  • 親が反対するからできない
  • アナウンサーに向いていると思えないからできない

「○○がないからできない(だから、仕方がない)」とできない理由を挙げるのが上手な人になってはいませんか?

もし、あなたがそうだとしたら、アナウンサーになるという夢を叶えることはできません。

夢を叶えている人は、できない理由を探すのではなく「どうやったらできるのか?」を常に探しています。

そして、常に行動しています。

  • お金がなくてもできることはなんだろう?
  • 時間を作るにはどうしたらいいだろう?
  • どうやったら自信を持てるようになるのだろう?
  • どうしたら親が納得して応援してくれるんだろう?
  • アナウンサーに向いている人ってどんな人だろう?どうやったら、私はそうなれるのだろう?

夢を叶えている人は、こんな風に思うのです。

これからは「どうやったらできるのか?」とできる可能性を探せる人になりましょう。

NHKキャスターリポーター採用に絶対合格

著者が経営するアナウンススクールで学び、見事、夢を叶えてアナウンサーになった受講生の体験談を紹介し、合格率90%のアナウンサーに合格するための驚異のメソッドを伝授します。

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