アナウンサー・キャスター試験のエントリーシートの書き方について確認をしてみましょう。
エントリーシートの設問に合ったことを書いていますか?
まず、必ずできていなければいけないこと。それは「設問に合った答えを書く」ということ。
設問に合った答えを書いていないとしたら、それは「コミュニケーションが図れない」という風に判断され、書類審査を通過することができません。
時々、設問から離れていることを書く受験生とお会いします。
「当社を志望する理由」の欄には、その放送局を希望する理由を書いていますか?
「希望職種とその理由」の欄には、「希望職種」について、なぜその職種に携わりたいと思ったのかを書いていますか?
「当社を志望する理由」というのは、数多くある放送局の中で「なぜその放送局を選んだのか?」という理由が明確に述べられていなくてはなりません。
「希望職種とその理由」というのは、数多くある職種の中で「なぜ、この職種に興味を持ったのか?」が書かれていなくてはなりません。
あなたの手元のエントリーシートを読み返してみてください。
フリースペースの効果的な使い方
「次のスペースに自由に自己PRをしてください」という設問があったとき、あなたはそのスペースをどんな風に仕上げますか?
放送局によって、そのスペースはバラつきがありますが、大きいものだとA4サイズに及ぶこともあります。
エントリーシートは、読む相手のことを考えて書きましょう。このフリースペースも同じです。
何万通、何千通、何百通の書類の山の中で、パッと目に付くもの。ただ文字を羅列しただけでは目立ちません。
パット目に付くエントリーシートにするには
どうしたら目立つものになるかというと・・・雑誌のお店紹介や商品紹介のようにするのです。
ポイントは、あなたという商品をアピールする記事にすること。
- 他のお店・商品(他の人)となにが違うの?
- 他のお店・商品(他の人)より優れている点はなに?
- 購入すると(採用すると)どんないいことがあるの?
見出しを付けたり写真を貼ったり、時には文字の大きさや色を変えたりして、時には絵も描いたりなんかして、あなたの魅力を最大限にアピールするのです。
せっかく「商品をアピールしていいですよ」といただいているスペースです。
思い切り、自分を売り込みましょう!
「何をしたか」ではなく「どのようにしたか」を伝える
エントリーシートには「何をしたか?」ではなく「どのようにしたか?」を伝えるようにしましょう。
- 留学経験がなくとも。
- 語学が堪能でなくとも。
- 大手マスコミでのアルバイト経験がなくとも。
アナウンサーになるには、まったく問題ありません。
あなたの日々の生活の中で、少し力を入れてきたことや少し努力したことを「結果」に注目するのではなく「どのようにしたのか?」という「経過」に注目して自分の言葉で語れればいいのです。
「結果」ではなく「経過」に重きを置いて、あなたの棚卸しをしてみてください。
そして、フリースペースをあなたに会いたくなる自己紹介、自己PRで埋めていきましょう。
エントリーシートの記入も「楽しむこと」がコツ
アナウンサー・キャスター試験のエントリーシートの書き方についてお伝えをしてきましたが、何より大切なコツは
「いかに楽しんでアナウンス受験をしているか」です。
書類が通過する生徒さんは、例え書類が不通過でも、そこからなにかを学び取り「次こそは書類が通過するようにここをこういう風にしてみよ~♪」という風に楽しんでいます。
一方、書類が通過しない生徒さんは「またダメだった。こんなにたくさん書類を書いているのに全然通過しないのは辛い」「大変だ」「しんどい」などと思っています。
確かにアナウンス受験は過酷です。あなたは、今、書類を書くときにどんな気持ちで書いていますか?
- 「NHKキャスターに合格したいなぁ」
- 「アナウンサーになりたいな」
- 「放送局で働きたいなぁ」
そんな風に思ってはいませんか?
もし、そんな風に「○○になりたいなぁ」と思っているのでしたが、それがあなたが書類審査が通過しない原因です。
「アナウンサーになる!」「NHKキャスターになる!」と決めることが大事です。
「アナウンサーになれたらいいなぁ」ではなく「絶対に私はアナウンサーになる!」と気持ちを固めること。
なかなか書類審査が通過しないあなたは、この決意ができていないのです。
エントリーシートのコツはお伝えしましたが、より魅力的に仕上げるのはあなたです。何度も改良をしていきましょう。