アナウンサー試験合格のための第一関門「書類審査」!
アナウンサー・キャスター試験の応募書類は「履歴書」「作文」「スナップ写真」の3点セットが必要です。
書類審査で必須となる『写真』ですが、書類審査突破のためには提出をする写真はとても重要です。アナウンサー試験合格のための写真の撮り方や写真選びについて紹介していきます。
アナウンサー試験合格のための写真 自分をプロデュースすることから始める
アナウンサー試験に向け、写真を準備する前にまず「自己プロデュース」から始めて下さい。
アナウンサーやキャスターになったら、自分を自分で演出(プロデュース)をしなくてはいけません。
しかし、アナウンサーやキャスターになってからではなく、「アナウンサーやキャスターになる前」から自己プロデュースは必要です。
「アナウンサー」や「キャスター」には「自己プロデュース力」が求められます。応募の段階でもその力を見られています。
客観的に見て、あなたが「この私、最高!」と思えるような証明写真・スナップ写真が撮れるようにまずは自己プロデュースをしてみましょう!
自己プロデュースにより、複数のサイズが必要な写真に統一感が出て「あなたの雰囲気」を伝えることができるようになります。
「私はこんな風に魅せたい」というのを決めたら、あとはその雰囲気の写真に統一して提出をすれば合格率も上がります。
「好き」で選ぶのではなく「自分が素敵に見える」で選ぶ
自分をどんな風に見せたいか、どうやったら魅力的に見えるのか自己プロデュースをする時に気を付けたいのは「好き」ではなく「似合う」を優先することです。
似合うというのは「魅力的に見える」ということです。
特にその傾向が出てしまうのが、洋服、メイクなどのデザインやカラー。
- 似合っていない色や素材
- スタイルが悪く見えるもの
など、好きだけど「あなたに似合っていない」ものを選んでいませんか?あなたが好きなものと似合うもの、あなたが素敵に見えるものは全く違います。
流行っているけどあなたに似合わないものももちろんNGです。
背伸びをしない。実物のあなたに一番近くて魅力的な自分になる。
アナウンサー試験には、証明写真の他に全身と上半身のスナップ写真の提出が求められることがほとんどです。
「ミスコンテストでもないのに、なぜ全身と上半身のスナップ写真が必要なのはてなマーク」と思う方もいると思います。私もそうでした(笑)
「アナウンサー」は放送局の看板・番組を背負います。
「○○放送」と言えば「あー、▲アナウンサーがいるところね」と言われます。
実際に面接で会う前に、どんな雰囲気の子が応募してくるのか、放送局側は知りたいのです。
その年に採用しようと決まっているポジション・人材がいるときには、スナップ写真を見て「うちの欲しい人材だ」「この子は、うちの欲しいアナウンサー像とはかけ離れてるね」などと判断をするのです。
写真館で撮った写真は出来栄えは良いのですが「普段の自分となんか違うなぁ」「別人みたい」と思うことはありませんか?
老若男女に好かれる人に
一般的に誤解されがちなのが「アナウンサーって容姿端麗でないとなれないんでしょう?」ということ。
確かにテレビに出演してお伝えすることが仕事なので、容姿に自信がある人が応募することが多いかもしれません。しかし「容姿端麗な人」ばかりが合格しているわけではありません。
特に、NHKの地方局においては「老若男女に好かれる人かどうか」 ということが重要になってきます。
いくら「ミス○○」という称号を持っていて「容姿端麗」と言われるとい方であっても、地域の皆さんに受け入れていただけないのであれば、それでは意味がありません。
あなたは、老若男女に好かれやすい人柄がにじみ出ていますか?
アナウンサー試験合格のための履歴書の写真の撮り方・選び方
履歴書の写真のサイズは「4センチ×3センチ」が一般的。だから「4センチ×3センチ」の「ただの証明写真」を貼っていませんか?
証明写真と言えば
- リクルートスーツのようなダーク系のスーツ
- 真正面から撮影した写真
- 口を閉じている写真
はっきり言って、そんな地味な写真では書類審査が通過するわけがありません。NHKキャスターに求められるもののひとつに「華やかさ」「オーラ」があります。
書類に貼っている証明写真で、その「華やかさ」や「オーラ」があるかどうかを面接官を見ています。
あなたの「証明写真はこういうもの」という固定概念を壊して「どうしたら、自分が一番魅力的に見えるか?」を研究し、それで証明写真を撮りましょう。
写真選びは「目が笑っているかどうか」がポイント
写真選びで一番重要となるのは「目が笑っているかどうか」です。
どれだけ綺麗に写っているか、アナウンサーっぽく写っているかということは必要ありません。目は口ほどにものを言うという言葉あるように、人の表情のすべてを決めてしまうのが目です。
出来上がった写真の中で一番いいものを選ぶ際には目が笑っているかどうかをチェックして、一番、目が生き生きと輝いているものを選んでみてください。
表情豊かな写真を撮るポイント
カメラマンに、なぜこの写真を撮りたいのか?何に使うのか?どんな風に自分を演出したいのか伝えましょう。
相澤静が実践していた証明写真の準備方法
私は履歴書の写真をこのように準備していました
- 上半身の写真をL版で撮影し、それを4センチ×3センチに縮小する
- 遠目で撮影したスナップ写真の上半身の部分を4センチ×3センチに切り取る
アナウンサー試験合格のためのスナップ写真の撮り方・選び方
スナップ写真は応募者の普段の姿・素の姿を判断するのです。
添付する写真は、普段のあなた・いつものあなたの魅力が伝わるような写真で充分です。
スタイルが一番よく見える洋服で撮影
応募書類の中にある「全身のスナップ写真」。あなたはどのような服装を着て撮影していますか?
スナップ写真のポイントはいくつかあるのですが、一番、大切なのは「あなたのスタイルが一番良く見える洋服で撮影すること」です。
流行りの服ではなく、あなたのスタイルが一番よく見える洋服を選びましょう。
あなたをたくさん知っている人に撮ってもらう
普段のあなたらしい笑顔や雰囲気、オーラ、そういったものを知り尽くしている友達や家族・恋人に撮ってもらいましょう。
エピソードのあるスナップ写真を撮る
アナウンサー試験合格のためのスナップ写真のポイントは「エピソードのある写真」を撮ることです。
- あなたが部活動でチアリーダーをしているならば、その姿を。
- あなたが料理が趣味で調理師免許まで持っているなら、その姿を。
- 各地に旅行に行くのが好きで、世界何十カ国も回ったのなら、その姿を。
- 釣りに行くのが大好きで、休日には海釣りをするのがストレス発散なら、その姿を。
ただ、きれいな場所でほほえんでいる写真よりも、あなたの魅力が一目で分かる写真を撮りましょう。
書類審査が通過したら、その写真から会話が始まることもありますよ!
アナウンサー試験合格のための写真撮影 これは絶対NG
アナウンサー試験合格のための写真撮影・選び方のポイントを紹介しました。
最後に、絶対にNGなポイントを紹介をします。
加工をしすぎない
全体的な明るさの調整、髪の毛の乱れや洋服の皺などの修正であればいいのですが、顔の輪郭を変えたり肌の色を変えたりすると、全体的に不自然になります。
修正によりあまりにも写真とご本人が違う場合、たとえ書類試験を突破したとしてもは面接官が驚きます。
「本人とまったく違う姿の写真を提出する」ことになってしまうこととなり問題です。
古い写真を使わない
アナウンサー・キャスターになる夢を叶えるため、何年も挑戦をしている方。
応募の際に添付する写真は最新のものにしていますか?
前の年に書類審査の通過率が良かった人がやりがちなのが昨年撮影したものをそのまま使うということ。
アナウンサー採用試験における写真の重要性を理解されているのであれば、写真の撮り直しが必要なことは理解できると思います。
1年で人の顔や雰囲気は変わります。あなたが醸し出す雰囲気は、今のあなたの環境や仕事が作り出したものです。
綺麗に写っている写真よりも、実物のあなたに一番近い写真が必要です。
モデルではない
写真を撮影するときにカメラマンさんから色々と動きやポーズの指示があると思いますが、動いているポーズで写真を選ぶのはやめましょう。
写真は「あなた」を見せるものです。
あなたが魅力的に見えるものを選ぶ必要があります。
アナウンサー採用試験で添付する写真は「モデル」を選ぶためのものではありません。
あなたがどんな人か、あなたの雰囲気が分かる写真を選べばいいのです。
アナウンサー試験合格のための写真撮影のポイント
アナウンサー試験に合格するための証明写真、スナップ写真について紹介をしてきましたが、最後に写真撮影のポイントをお伝えしておきます。
添付する写真は統一感を出す
自己プロデュースをするとおのずと統一感は出てきますが、色欲張って「色々な表情(印象)の私を見てほしい!」と印象や雰囲気が違う写真を何枚も送るのはよくありません。
添付をする写真は統一感のあるものを選びます。
季節感の出ない服を着る
放送局によっては、送付する写真について「半年以内に撮影したもの」という注意書きをする場合があります。
その場合、例えば、夏にノースリーブで撮影していたとしたら「半年以内」だと計算上、季節が夏ではなく冬になるということがあるかもしれません。
逆もしかりです。セーターなど毛糸の素材のものを身に付けていた場合、「半年以内」を計算してみると・・・計算が合わない!なんてこともありうるのです。
写真を撮影するときには「季節感が出ない洋服」を選んで撮影しましょう。
自分の顔の印象を知る
「どちらの向きがどんな印象になるか?」ということ。人間の顔は左右非対称です。
右向きで撮影した写真と左向きで撮影した写真は印象が全くことなります。
一例として、私の写真を公開しますね。
写真のサイズが多少違ったり表情が違ったりはしますが、印象が違うのが分かりますか?
私は写真を撮影した後に、カメラマンと必ず、右向き・左向き、どちらがどんな印象かを話し合い、その上で使用する目的に分けて「右向きの写真を使う」「左向きの写真を使う」と決めて使用しています。
ほとんどが左向きですが(笑)。
あなたもご自身の顔の印象の違いを感じてみてください。そして、カメラマンからのプロの視点とあなたが「この写真がいい!」と納得する写真を選んで履歴書に貼りましょう。
アナウンサー試験書類審査合格のための写真
アナウンサー試験合格のための写真撮影について紹介をしましたが、自己をプロデュースをすることから始めることで魅力的に見える・統一感のある写真を撮影することができるようになります。
そして、面接官には?と疑問を持たせないこと。本当の姿はどれなのだろう?と迷わせると不合格になります。
いつものあなたに一番近くて、一番魅力的に見える写真がアナウンサー試験の書類審査には必要です。