- 履歴書に貼る証明写真
- 上半身のスナップ写真
- 全身のスナップ写真
局によって、どの写真を提出するかは違いますが、多いところですと、これら全部の提出が必要なところもあります。
これらの写真ですが、ぜひ「統一感」を持たせてください。
時々「色々な私を知ってほしい」という思いからか、統一感のない写真を選ぶ方がいます。
例えば
- 証明写真では、真面目な印象
- 上半身のスナップ写真では、華やかさを最大限に表現したもの
- 全身のスナップ写真は、爽やかさを全面に押し出したもの
こんな風に統一感のない写真は、あなたの雰囲気が伝わりません。
「私はこんな風に魅せたい」というのを決めたら、あとはその雰囲気の写真に統一して提出する。これが書類審査を通過するコツです。
華やかさとオーラーのある写真を選ぶ
色々ありますが、まずは「華やかさ」「オーラ」が求められます。アナウンサーやキャスターは「テレビに出演して伝える職業」です。
そのため「華がある人」「オーラがある人」が求められます。
書類に貼っている証明写真で、その「華やかさ」や「オーラ」があるかどうかを面接官を見ています。
ここ数年、社会人のアナウンサー希望の方を見ていると、地味~な、華やかさの欠片もない「The 証明写真!」というのを貼っている方が多いです。
だから、あなたの書類は書類審査が通過しないのです。
企業の証明写真でしたら、ダーク系のリクルートスーツにインナーは襟付きの白いブラウス、真正面で口を閉じているものが一般的でしょう。
しかし、あなたが目指している業界は「マスコミ」です。一般企業の就職活動では「常識」と思われているものも、ことマスコミ業界となると、それは「非常識」になります。(逆もしかりです)
「証明写真」だからと言って、口を閉じて真正面から撮影したものでなくて良いのです。
私は、自分が一番素敵に見える左側を向いで、歯を見せて笑っている写真を証明写真にして使っていました。
そして、スーツではなく淡い黄色のセーターを着ていました。髪の色は地毛が真っ黒なので、明るく茶色に染めていました。
そして、その写真で合格しています。
あなたの「証明写真はこういうもの」という固定概念を壊して「どうしたら、自分が一番魅力的に見えるか?」を研究し、それで証明写真を撮りましょう。
以前、このブログでもお伝えしましたが、最近のアナウンサー希望者は自分の「魅せ方」が下手です。
その原因のひとつにヘアメイクさんやカメラマンさんとのコミュニケーションが取れていないことが考えられます。
- あなたは、どんなアナウンサーやキャスターを目指しますか?
- どんな雰囲気にしたいですか?
- どんな印象を与えたいですか?
そういったことをヘアメイクさんやカメラマンさんに伝えていますか?
「プロ」は、あなたの要望を最大限叶えようと努力します。
ヘアメイクさんやカメラマンさんなど、人を「魅せる」ことを生業にしているプロであれば、尚更、その意識は強いです。
そういった「プロ」の力を借りて、あなたの魅力が伝わる写真を撮ることこそが、何百倍・何千倍の倍率を勝ち抜いて局アナになるための秘訣です。
ヘアメイクさんやカメラマンさんと積極的に会話をして、あなたの魅力を最大限に引き出してもらいましょう。
加工のし過ぎはNG
応募書類に添付する写真。加工のし過ぎにはご注意ください。
今の時代、とにかく写真の加工技術が非常に高いです。色々なところの修正が可能です。
全体的な明るさの調整、髪の毛の乱れや洋服の皺などの修正であればいいのですが、顔の輪郭を変えたり肌の色を変えたりすると、全体的に不自然になります。
以前、こんなことがありました。
履歴書に貼ってある写真とご本人の顔が明らかに違った出来事がありました。
どんな風に違ったかというと…写真のほうが細かったのです。つまり、登場したご本人は太っていました。
痩せていたときの写真を使ったのか修正で細くしたのかはご本人に聞いて確かめてはいないので分かりませんが、あまりにも写真とご本人が違うのは面接官が驚きます。
そして、なによりも「本人とまったく違う姿の写真を提出する」ということ自体が問題です。もしあなたが面接官だったら、そんな考え方を持っている人と一緒に働きたいと思えるでしょうか?
そんな加工技術が発達している今、エントリーシートや履歴書に貼る写真や応募書類に添付する写真の「修整のし過ぎ」には要注意です!
撮影したカメラマンさんによっては「ここを修正しましょう」と提案してくれることもあると思います。
そのときに、ピョンピョンと立っているちょっと気になる髪の毛1~2本程度を消すのはありですが、顔の皺を消したり顔の色を変えたり、ウエストや足を細くしたり・・・など、明らかに「実物と違うでしょう」と思うような修正はしないようにしましょう。
私は、以前、出版社の総務人事部で採用の仕事に携わっていた時期があります。
そのときに書類審査を担当していましたが、エントリーシートの証明写真と面接に来た本人があまりにも違い過ぎたということがありました。
あまりの違いに面接をした面接官たちも驚き、口々に「なぜ、あの写真をエントリーシートに貼ろうと思ったのだろう?面接で会ったら全然違うのバレるのにね」と言っていました。
私も同感です(笑)。
応募者の立場に立つ「より美しい写真を提出したい」「より素敵に見える写真で応募したい」という気持ちは分かります。
では、面接官の立場に立ってみたら、どう思うでしょうか?
エントリーシートや履歴書に貼ってある写真と面接に来た人があまりにも違ったら?
あなたはどう思いますか?
応募書類の写真は新しいものを
あなたは、応募の際に添付する写真は最新のものにしていますか?まさか昨年撮影したものなど使っていないですよね?
特に前の年に書類審査の通過率が良かった人がやりがちなのが昨年撮影したものをそのまま使うということ。
アナウンサー採用試験における写真の重要性は、あなたも理解しているでしょう。だからこそ、昨年、書類審査の通過率が良かった写真は「奇跡の一枚だから・・・」とそのまま使いがちになります。
しかし、必ず、写真は撮り直してください。なぜなら。一年で人の顔や雰囲気は変わるから。
例えば、昨年、学生だった方が社会人になったときを考えると分かりやすいかと思います。
学生の顔から社会人の顔になっていますし、雰囲気も学生から社会人になっています。社会人の方でも、新しい部署に異動になったり転職をしたりして職場が変わると、顔つきも雰囲気もガラリと変わります。
写真は常に、今の自分に一番近いものにしておきましょう。
また、自己紹介や自己PRなどの話題もしかりです。いつも同じ自己紹介や自己PRをしている人は注意してください。
同じ自己紹介や自己PRしか用意をしていないと、面接で「先程と違う自己紹介をしてください」と言われたときに対応できなくなります。
目が笑っている写真を選ぶ
アナウンサー試験の書類審査が通過しやすい写真の特徴は・・・
「目が笑っている写真を選ぶこと」です。
私もかつてそうだったのですが、口元は笑っているのに目が笑っていない写真になることが多くありました。
いくら口角が上がっていて「笑顔」の口の形になっていても、目元(目)が笑っていないと、それは本物の「笑顔」ではありません。
口角が上がっていても、目が笑っていなくてランランとしていては「あなたを魅力的に魅せてれる笑顔」ではなく、ただの「怖い人」という印象になります。
「目が笑う」というのは、なかなか難しいのですが、自然な笑顔というものは自然と目尻が下がります。
あまり笑い過ぎると目が細くなってしまうので注意は必要ですが「目尻が下がる」というのが大事です。
目が笑う写真を撮る時のポイントについてお伝えします。
私はよくカメラマンさんに「私、口元は綺麗に口角が上がるのですが、目が笑わないことが多いんです。目が笑う写真を撮りたいです」と伝えていました。
すると、カメラマンさんが撮影の際に色々な言葉をかけてくれて写真撮影が進んでいくことが多いので、撮影が終わって見返したときに目が笑っている写真になることが増えました。
口元だけでなく目元も笑っている写真を選ぶようにしましょう。