「書類や面接(オーディション)で使う話題=ネタ」についてお伝えします。
よく「エントリーシートに書くネタがないんです」とか「日常生活の中で、面接で話せるネタなんてありません」と言う人と出会います。
果たして、そうでしょうか?
「話題=ネタ」は、皆さん、必ずあります!気がついていないだけなのです。
エントリーシートに書くことや面接で話す内容は、なにも大それたことでなくていいのです。
「ものすごい経験を話さなくちゃいけないんじゃないか?」
そう勘違いしている方がいて、留学経験がないとか海外のボランティア経験がないとか、マスコミでアルバイトした経験がないとか・・・etc・・
「自分にはそんな経験がない。どうしよう・・・」そう思ってしまう方がとても多いのです。
しかし、そんな経験がなくても、充分、アピールできますよ!あなたの日常の中に話題なんて、たくさん転がっているのですから。
- 日常の中で話題を見つける
- あなたの日課はなんですか?
- どんなことが好きですか?
- 日々の生活で実践していることは?
- 心掛けていることは?
- 毎日の暮らしでなにを感じていますか?
- あなたの故郷はどんなところですか?
自分にこんな質問をしてみてください。すると「話題」がたくさん出てきます。
「話題がなにもない」そう思った方は、まずは小さな自問自答するところからはじめてみてください。
応募書類や面接で使える話題がないというのは、あなたが「これが話題になる」というのに気が付いていないだけで、実はどんなことでも話題になるのです。
アナウンサー試験に使える話題がないなら「話題を作る」
もしあなたが今、話題がなくて困っているのであれば、ぜひ「話題を作る」ということをしてみてください。
自分が興味、関心を持ったことをやってみる。
それはどんなものでも構いません。そして、どんな小さなことでも構いません。
留学をするとかボランティアをするとかマスコミのアルバイトをするとか、そういった大きなことでなくて構いません。
例えば・・・・
- 単発の料理教室に参加してみる
- 番組のモニターになってみる
- 本を読んでみる
- 体験セミナーや勉強会に行ってみる
- 絵を描いてみる
なんでもいいのです。
「話題がなくて困っています。どうしましょう?」と相談をいただくのはとても嬉しいのですが、話題がないと自覚しているのであれば話題を作る努力をしましょう。
応募書類に書く内容や面接で話す話題は、特にこれがいいとか悪いとかはありません。
「伝え方」次第です。
日々の生活で話題を作る
「日々の生活で話題を探しましょう」とお伝えすると、多くの方にこんなことを言われます。
「そんな面接で話せるような大きな話題はなかなかありません」
どうやら、皆さん、面接で話す話題は、なにか大きな話題でないといけないと思い込んでいるようです。
話題は重大ニュースである必要はまったくありませんよ。
日々の暮らしの中でのちょっとした気付きや考えていること、出来事でいいのです。
例えば
- 私は挨拶をするときに、こんなことに気をつけています
- 会社の会議での私の役割は、こういう役割です
- サークル活動の飲み会の席では、こういうことに気を配っています
- 朝、会社に来るときに、こんなものを見つけました
などなど、本当に些細な、小さなことでいいのです。
大切なのは、話題が重大ニュースということではなくて、日々のそういった小さなことに気が付けるかどうかなのです。
アナウンサーになったら番組の冒頭やコーナーの繋ぎの部分でフリートークをすることがあります。そこで、日々の生活で気が付いたことや感じたことを話せないといけません。
視聴者の皆さんが共感する話題。日々、それを見つけるアンテナを立てていないといけません。
面接で話す話題を探す作業は、アナウンサーになってからも役立ちます。さあ、今日から少し意識を変えてみましょう。
日常の中で話題を探す方法 ネタ帳を作る
「日々の生活の中に“話題”はたくさんある!」とお伝えしましたが、それに気がつかなければ「話題がない・・・」ということになりますので、日常の中で簡単に話題を探す方法をお教えします。
- 1冊、ノートを用意します。いつも持ち歩けるサイズのもの。
- ノートに、幼少期・小学校・中学校・高校・大学。これまでの自分の人生を振り返ります。
- そして、日々の生活で感じたこと・好きなこと・ハマっているもの・道を歩いていて気付いたこと・生まれ故郷のこと・・・etc
テーマはなんでもいいので、思いついたことを書いていきます。
ネタ帳を作るのです。
コツは、100~200字でまとめること。
長い文章にする必要はありません。「あ、これ、ネタになる!」というのが分かればいいのです。
このネタ帳を、いつも持ち歩き、思いついたらメモします。
この作業をコツコツ・コツコツ続けていけば、必然的に「話題」が増えていくのです。
今日からネタ帳作りを始めてみてください。日頃から話題をストックしておくことが大切です。
ちなみに、このネタ帳作りの作業は、合格のためだけでなくアナウンサーになってからも必要な「話題を探す力」になりますので、今のうちから訓練しておきましょう!
私がアナウンス受験をしていた当時は、面接で「今日朝起きてから、ここに来るまでのことを1分程度で話してください」などという質問もありました。
その質問に対応するためには、日頃からアンテナを張り巡らせて話題を探しておかないといけません。
- 朝、起きて家を出るまでの間
- 自宅から学校や会社までの道のり
- 授業中や仕事中
- 休憩時間
- 学校や仕事が終わってからの時間の過ごし方
などなど、毎日の生活の中にも面接で話せる話題はたくさんあります。
日々の生活をただボーッとして過ごすのと毎日アンテナを張り巡らせて過ごすのでは、時間の活用の仕方も大きく変わります。
話題作りのための行動をする
「話題」というものは行動しなければ作れません。
興味・関心のあることであればなんでもいいのです。
趣味でも、特技でも。話せる話題がなかったら作ってください!
作る努力をなにもしていないのに「面接で話せる話題がありません」というのは、努力が足りていないということですよ。